「あきた電力」とは会社を越えた秋田県の電気ブランドとして立ち上げたブランド名です。事業としての立ち上げは現在(株)オノプロックスが行わさせていただいておりますが、将来的には秋田県内の多くの志をともにする仲間、エネルギー事業者、地域団体、自治体などと共に築きあげ、磨き上げ、未来の秋田に多くの希望を残すような事業に育て上げたいと思っています。
これまでの経緯を申しますと、まず2016年4月に電力の全面自由化がなされました。これは将来の日本の電力をよりスマートにより質の高いサービスの普及を目指して行われている国の政策です。これまで一社地域独占だった電力事業は、売電事業の面において多くの事業者が参入できるようになり、需要家様はこれまで当たり前に決められていた電力メニューをご自身の判断で選ぶことができるようになりました。つまり、電気を消費する私たちに「選ぶ権利」が与えられたのです。
しかしながら、秋田県では参入障壁の高さから小売電気事業に参入する企業はこれまでありませんでした。結果、県民にとって電力自由化は蚊帳の外。せっかくの市場開放のメリットも一部の経費削減に熱心な企業様のみというのが現状で、しかも電力切替え先も、県外本社の大手企業の電力メニューを選ぶ以外に選択肢がございませんでした。
電気というのは全ての方が使う資源であり、生活に欠かせない大切な大切な資源とも言えます。現在、この県民の財産とも言える電気料金が非常に残念ながら県外大手企業を通して、県外に流出し続けるという切ない状況が続いております。
そのため弊社は秋田県内の電力ブランドを一つでも立ち上げたいという思いで、2016年12月小売電気事業者としての登録を終え、「あきた電力」というブランドを立ち上げました。
「あきた電力」は将来的には秋田で消費される電力の全てを秋田県内で作り出せるような社会を目指す、旗印としての役割を担いたいと考えております。
また、地域の多くのエネルギー企業や志をともにする仲間とともに、電気を通してあきたを明るくしていくような活動にも取り組んでいきたいと願っています。
「あきた電力」の活動により、一人でも多くの皆さまが電力自由化のメリットを享受し、電気という資源が地域で好循環して、みんなで秋田を明るくできるような取り組みにチャレンジしていきたいと考えております。
秋田を愛する多くの皆さまとの関わりの一つ一つを大切に、より質の良いサービスの提供に日々精進してまいりますので、どうかご指導のほどよろしくお願いいたします。